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どれを買えばいい? FileMaker ファミリー製品

  FileMaker Pro 7のファミリー製品も出揃い、FileMaker Pro 7でシステム開発、いよいよ導入していこうという声が数多く聞かれるようになりました。そして、同時に聞こえてくるのが、「さて、この5製品...いったいどれをどのように買い揃えればよいのだろうか?」という声。

では、実際にどの製品を買えばよいのだろうか?の疑問を解決すべく、ファミリー製品の各製品に関する特徴から簡単に理解しておこう。

各製品概略

FileMaker Pro 7
いちばんの基本となるソフトが、このFileMaker Pro 7。
これさえあればデータベースの開発から利用までができてしまう。個人で使うのであれば、FileMaker Pro 7を購入すればよいでしょう。

FileMaker Developer 7
FileMaker Pro 7のデータベースを構築する開発者向けソフトがFileMaker Developer 7。
FileMaker Pro 7の基本機能の他に、スクリプトのデバッグ機能、カスタム関数作成機能、ランタイム作成機能、データベースデザインレポート作成機能など、システム開発者に必要な機能が付加されている。会社でシステム開発を担当している人や、FileMaker Proによるシステム開発を請け負っている人には、FileMaker Developer 7の購入をお勧めしたい。

FileMaker Server 7
  FileMaker Proで作成されたデータベースをネットワークで公開するのに使用するソフトがこのFileMaker Server 7。
FileMaker Server 7でネットワークに公開されているデータベースへは、ネットワークに接続されている別のコンピュータからFileMaker Pro 7 あるいはFileMaker Developer 7を使用してアクセスすることができます。FileMaker Pro 7やFileMaker Developer 7同士でも、データベースをネットワークに公開し複数のクライアントで共有利用することはできますが、大勢でデータベースを共有利用するクライアントサーバ型のデータベース利用をしたい場合には、FileMaker Server 7の購入をお勧めします。

FileMaker Server 7 Advanced
  FileMaker Server 7 にWeb公開機能が付いたものが、FileMaker Server 7 Advanced。
インスタントWeb公開はもちろんのこと、カスタムWeb公開を行うためにはFileMaker Server 7 Advancedが必要となります。
ファイルメーカー Pro 6でファイル共有と合わせてWeb公開を行うときには、ファイルメーカーServer とファイルメーカー Pro 6 Unlimitedが実質的に必要なソフトウェアでしたが、FileMaker Pro 7からはFileMaker Server 7 Advancedがファイル共有とWeb公開の両方を担うようになりました。また、ファイルメーカー Pro 6によるカスタムWeb公開は、CDMLというファイルメーカー Pro独自のタグを使用していましたが、FileMaker Server 7 Advancedでは、XMLとXSLTを使用したカスタムWeb公開を実現しています。

このように、各製品ごとに役割があり、それぞれが単独で必要な場合もあれば、組み合わせて使用する場合もある。では、各製品の特徴が分かったところで、ケース別に必要な製品を確認していこう。

ケース別の製品構成

■ケース1:自分だけで使用するデータベース

  自分一人で自身のデータ管理を行うのであれば、FileMaker Pro 7が1ライセンスあれば大丈夫です。買ってきたFileMaker Pro 7をパソコンにインストールすれば、すぐにでも利用することが可能になります。





■ケース2:2〜3人でデータベースを共有する

  ケース1を行っている人が数人いて、その人達でデータベースを共有したい場合、FileMaker Proの機能として提供されている、FileMaker ネットワーク共有機能を使うことで、データベースをネットワーク接続されている複数のFileMaker Proユーザ間で共有することができます。 ただし、この共有方法は簡易的な共有機能と考えた方が無難です。





■ケース3:職場のワークグループでクライアントサーバ

  同じデータベースをワークグループで共有利用するのであれば、FileMaker Server 7 を必須と考えた方が良いでしょう。
FileMaker Server 7 用に専用のコンピュータを用意する必要もありますが、FileMaker Server 7はデータベースを大勢のクライアントで効率よく共有利用するためのソフトウェアですので、ケース2のようにFileMaker Pro 7 のみで行う共有よりも、高速に、効率よくデータベースを運用することが可能になります。
また、一人で使うデータベースも大事ですが、大勢で使うデータベースはより大事なものになります。FileMaker Server 7 には、そんな大事なデータベースのバックアップを確実に行ってくれるスケジュール機能が付いています。





■ケース4:職場のワークグループでクライアントサーバ & カスタムWeb公開

  FileMaker ProでWebデータベースを構築する場合の方法は2つあります。まずひとつには「インスタントWeb公開(IWP)」という方法があります。
この方法は、FileMaker Proのブラウズモードで使用しているレイアウトがそのまま表示されたWebブラウザを使用して、データベースの操作を行える機能です。
このインスタントWebもFileMaker Pro 7になって、より操作性も向上し、簡易的な利用にとどまらず、いろいろなビジネスシーンでの利用にも充分耐えうる性能になりました。
  もうひとつは「カスタムWeb公開(CWP)」という方法です。この公開方法、Ver.6ではCDMLを使用したものですが、FileMaker Pro 7からは公開するための技術が変わり、XMLとXSLTを使用してデータベースのWeb公開を行う仕組みになりました。XMLを使用することで、より汎用性を高め、XSLTを使用することでデータ最終形を柔軟に作成できるようになります。
Web公開を行うには、FileMaker Server 7 Advanced が必要になります。FileMaker Server 7 Advancedを使用することで、FileMaker Server 7におけるFileMaker Proクライアントへのデータベースの公開機能に加え、データベースをインターネットへ公開できるようになります。

FileMaker Server 7 を持っていて、後からFileMaker Server 7 Advancedが必要になった場合、FileMaker Server 7を持っているユーザに対しては、FileMaker Server 7 AdvancedへアップグレードできるFileMaker Server 7 Option Packが用意されています。(FileMaker Customer Centerで購入することができる。)




  このようにFileMaker Proファミリー製品は単独あるいは、組み合わせて使用することができます。また、FileMaker Proファミリー製品を10ライセンス以上同時に購入する場合には、VLA(ボリュームライセンスアグリーメント)の様にお得な購入方法もあるので、購入前に是非、検討してみたい。

  ここでは一般的なケースを紹介しましたが、実際のシステムは「十システム十色」(じゅうしすてむといろ)です。したがって、紹介したケースにあてはまらないこともあるでしょう。その様な場合にはファイルメーカー社、あるいは、FileMaker Proのシステム、環境構築を請け負う、専門のコンサルタントに相談することをお勧めしたい。



[2005/4/15]
[有限会社ジェネコム 高岡幸生]

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